英会話教室経営

ドリュー・ロバーツさん

|至極の一言|

ハッピーで健康的でいること。それ以外は何も望んでいない。

小平市で英会話教室「ペレニアル(Drew’s English School)」を経営するイギリス人のドリュー・ロバーツさん。ドリューさんの英会話教室の特徴は、会話だけでなくイギリス流のマナーや考え方などを、ドリューさん個人を通して学べること。緑が豊かなデヴォン出身ということや、両親から受けたイギリス独特の自立を促す教育方針の影響で、自然を愛し、健康的で心豊かな生活をすることが軸になっています。ドリューさんの生き生きとした暮らしぶりは、私たちが豊かに生きていくための、ヒントになりそうです。

【ドリュー・ロバーツさんProfile】
小平市在住。イギリスのデヴォン出身。2003年に今の奥様とフランスで出会い、イギリスで会社経営を経験したのち日本に移住。千葉や西東京で10年以上英語教師として活躍。現在、西武多摩湖線「一橋学園駅」南口から徒歩1分の商店街で、英会話教室「ペレニアル(Drew’s English School)」を経営。

イギリスと日本では礼儀正しさの面で共通点がある

崎谷:今日は、玉川上水沿いにあるカフェ&ギャラリースペースのカミカワハウスでお話を伺っています。ドリューさんはこちらのカフェでも英会話教室をされていらっしゃいますね。教室の経営を始めたのはいつからでしょうか。

ドリュー:英会話の教室は10年前から始めました。今は小平市で教えています。
始めた頃は子供を中心に、教えていましたが、今では生徒の区分なく、サラリーマンやリタイア後の方、男女も年齢も関係なく、学びたい人に教えています。もちろん子供にも。カミカワハウスでは、土曜日にチャットイングリッシュを開催しています。この会はレベルに関係なく、だれでも参加可能です。

崎谷:普段のレッスンで、教える時にポイントとなることはありますか。

ドリュー:学校で学ぶような英語とは違った観点で教えています。イギリスの文化、お金の数え方など生活に密着したものなど。言語を学ぶのに、挨拶の仕方からマナーを学んだりと、文化的背景からくる礼儀正しさなども盛り込んでいます。そうです。

崎谷:アメリカの英語とイギリスの英語にはどのような違いがありますか?

ドリュー:アメリカで暮らしたことはないのですが、イギリス英語のほうがアメリカ英語よりも少し堅いかもしれません。また同じ島国のせいか、日本のマナーに似ているかもしれませんね。
例えば自己PRなども控えめで、人にプレッシャーを与えるような態度も好まれません。

崎谷:日本に長年住んでいらっしゃいますが、国内で好きな場所などはどちらですか?

ドリュー:立川や国分寺など、とても素敵な街ですね。小平の周りも自然が豊かで魅力的です。

崎谷:伺った話では、いつも井戸水を飲んでいらっしゃると。小金井、武蔵小金井、井の頭公園の同じ水源の湧き水を?

ドリュー:そうです。井戸水を飲むようにしています。イギリスの水は、硬水だったこともあり、日本の軟水の井戸水はまろやかに感じます。
水道水は飲まないようにしています。井戸水は健康にいいですし、この地域の自然の湧き水を日常的に飲用しています。

崎谷:ドリューさんは、この近辺でお気に入りの場所がいくつかありますよね。

​​ドリュー:小金井には、カフェだったり商店だったり気に入っているお店などいろいろあります。前原町にある丸田ストアーなども。60年くらい経ったような古いビルで営んでいるお店で、雰囲気もある。
この辺りは子供を持つ世帯やリタイアした人まで、いろんな方がいて、コミュニティを持っているいい場所です。自然も豊かで気に入っています。
私が住んでいるところは、玉川上水のすぐ近くですが、窓の外には木が生い茂り、朝起きた時もひんやりとした空気を感じることができます。玉川上水沿いは緑も多く、散歩していても気持ちがいい。私の英会話教室は場所を選ばないので、川沿いのベンチでレッスンを行ったこともあります。

崎谷:私も玉川上水が好きなので、海外の方からこのような評価を頂くのは嬉しいことです。

自分の人生はフレキシブルに選択していくべき

崎谷:ドリューさんは日本のどんなところが気に入って、ここで生活するようになったのですか?

ドリュー:日本の食文化に魅力を感じています。日本で手に入る食材は健康的だと感じますし、食を大事にする文化も好きです。そして、日本人の礼儀の正しさも心地よく感じています。また、特に多摩エリアに愛着を持っています。人々が友好的ですし、コミュニティのあり方がイギリスと似ているように感じるのも、好きなポイントです。

崎谷:日本人の奥様との出会いはいつだったのでしょうか?

ドリュー:2003年でした。フランスのニースにある、バックパッカーが利用するホテルで働いていた時、そこで彼女と出会いました。彼女のアパートメントや語学学校の紹介をしたことが縁で、友達になりました。その後、私はイギリスへ帰り、彼女も日本に一度帰国した後に渡英。1年ほどイギリスで暮らしましたが、彼女の希望もあって、日本に来ることになりました。

崎谷:イギリスではどんな仕事をされていましたか?

ドリュー:イギリスでは、車を洗浄する会社を友人と経営していました。最初は3人ほどのメンバーでしたが、アルバイトの方など含めて100人ほどに増えていきました。成功していたと思います。ただ、大きくなりすぎて、税金もそれなりにかかるため、会計士に規模を小さくするように言われたほどです。

崎谷:そこまで成功した会社の経営をやめ、日本に行くのは難しいと私だったら思いますが、躊躇されませんでしたか?

ドリュー:この選択はとても難しいものでした。より充実したライフスタイルのことを考えると、金銭面も重要です。ただ、洗車の会社が私の人生のすべてか、というと、そうは思わなかった。もっとフレキシブルな動き方をして、チャンスを掴みたいと思いました。幸せになるためのチャンスは逃したくないし、後悔もしたくなかった。健康的な生活とは何かも考えました。人生は冒険だと思っています。

人生で優先していくものは、ハッピーであること。ゆえに健康的であることも必要。

崎谷:ドリューさんは下駄を履いていらっしゃいますね。日本のコミュニティにも溶け込んでいて、日本人より日本人らしいところも感じます。日本で暮らしていて、どんなところに幸せを感じますか?

ドリュー:多摩のエリアに引っ越してきてからは、ここの生活がとても気に入り、毎日幸せを感じています。住んでいるところは小さいところですが、リフォームをして快適。コンンパクトでなんでも揃っている。小さな庭もあるし、近くには商店街もある。旅に出かける必要もなく、ラッキーとさえ思っています。靴下を履かない下駄も気持ちがいいですし。

崎谷:ドリューさんはお子さんがいらっしゃいますが、どのような人になってほしいと考えていますか?

ドリュー:自分の子供には、ハッピーで健康的であってほしい。それだけを望んでいます。健康的な生活ではないとハッピーではないと思います。勉強だけでもよくないし、バランスが大切。あと、日本はだれもが子供に手をかけすぎだとも感じています。イギリスでは小さい頃から自分のことは自分でする教育方針。私自身もそのように育てられてきました。料理も身の回りのことも、小さい時から自己責任で自己決定。人生は一度きりしかないので、趣味を充実させるなどして、ハッピーになることを優先すべきだと考えています。

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