イベントプロデューサーハンドメイド作家

大橋利香さん

|至極の一言|

ひとりで勇気がでない人のために、仲間が勇気づける場所があればいい

手に取っただけで笑顔になるような、洗練されたハンドメイド作品が並ぶイベント「wakatake marche(わかたけマルシェ)」の代表を務める大橋さん。ハンドメイド好きのママ友に出会ったのがきっかけで、共同でマルシェを開催してきました。今では小平市を盛り上げる、地域の人気イベントに成長しています。2022年にはワークショックサロンを併設したハンドメイド雑貨店「wakkas(ワッカス)」をオープン。独立したいハンドメイド作家を後押しする、仕組み作りにも取り組んでいます。

【Profile】
小平市在住。一橋学園駅北口の商店街にあるワークショップスペース&雑貨店「wakkas(ワッカス)」代表。ハンドメイド作家が出店する「wakatake marche(わかたけマルシェ)」を小平市内にて不定期で開催。また、マルシェに出品するノウハウを学び、受講者が出品できる場所の提供までをセットにした「小平ハンドメイドカレッジ」主催。ハンドメイドを通して地域で人々が繋がる活動を行っている。

ハンドメイド作家だった友人との出会いからマルシェ開催、店舗開設へ

崎谷:「wakkas」は白壁でワクワクするような場所にありますが、こちらの拠点はどういったところなのでしょうか。

大橋: こちらは一橋学園駅の北口にある商店街を入ってすぐのマルエツの隣にあります。2022年2月にオープンしました。ハンドメイド雑貨の委託販売と、花小金井で人気の「Café&Deli hug(カフェ&デリ ハグ)」のシフォンケーキも店頭で販売しています。そのほか、(配信している)ここのスペースで、ハンドメイド作品のワークショップやレッスンなども行っています。

崎谷:ここの商店街は、懐かしい感じがするいいところで、賑わいがありますね。街角にカフェなどもオープンしていて。

大橋:商店街の入り口で場所もいいですし、お花屋さんの隣なので、華やかな雰囲気のところです。

崎谷:もともとハンドメイド作家として活躍されていたとのことですが。

大橋:小学校のバザーがあって、そこで子供用のリボンが売られているのを見たんです。こんな素敵なリボンどうしたものかって。よく見かけるリボンだと、キャラクターものだったりピンクや赤いものだったり、言い方が悪いですけれども100円ショップで売っているようなものだったり。そういうのがほとんどのところ、そこのリボンはストライプだったりチェックだったり。シンプルなリボンが衝撃的でいろいろと調べてみたら、リボンを作るにも資格があるということがわかってきました。近所に教室を見つけ、(先生の)名前を見たら友達だったんです。彼女のリボンというのが、また有名で。お教室をやっていた人に会えたということも、最初からラッキーだったと思っています。相談できる人が側にいて、一緒に活動してくれる人がいたってことが大きかったと思います。

崎谷:いろいろとハンドメイド作品を作る方が、この辺りにはたくさんいらっしゃいますよね。最初はご自身で作られて、それがどうマルシェの方に繋がったのですか?

大橋:作ると売りたくなるんですよね。先生でもある友達と一緒にマルシェのようなイベントをいくつか経験し、自分でも出店するようになりました。多い時だと毎週土日が埋まってしまうくらい。場所が遠かったりすると、そこまで行くのが段々と大変になり……。その当時は、今ほどマルシェが多くなく、小さなイベントばかりで、わりと遠くまで行っていました。そうすると、お友達も来ないのです。近くで出店できて、友達や近所の子供が来られるようなものがいいなと思うようになりました。小平市には手芸が得意なママが多いので、ハンドメイドイベント「wakatake marche(わかたけ マルシェ)」を近所のカフェで初めて開催しました。イベントごとに名前は違えど、マルシェは通算すると30回ほど開催しています。

崎谷:コロナがあって、マルシェができなくなった中、別の活動もされ始めているとのことですが。

大橋:ずっとマルシェを続けてきたので、何かほかの方法がないかと思っていたところ、花小金井の「Hana cafe style(ハナカフェスタイル)」さんからお声がけいただいたので、そちらでわかたけマルシェ講座を開き、作品を販売する活動をしていました。

また、お客さんと作家さんがふれあう機会がなくなったこともあり、そういう機会を作りたいとの思いから、小平の創業塾に行きました。そこでいろいろと学び、卒業の時に「ハンドメイドカフェを作り、コミュニティカフェを作る」という案を出しました。当初は、店舗をひとつ借りてカフェをオープンするという計画だったのですが、「caféまちかど」というシェアカフェを見つました。「週一でカフェ?」と思ったんですけれども、空いているということだったので、やらないよりやった方がいいと思い、また、創業塾での「まずは小さく初めて、だんだん大きくしていったらいい」という教えが頭にあったので、始めてみました。ワークショップをしながらカフェも楽しんでもらうという企画で、毎週たくさんのワークショップを開催し、多くのお客様に来ていただきました。また、商店街の皆さんがいい方ばかりで、その「caféまちかど」の各店舗のオーナーさん、理事の方々も親切で、相談に乗ってくださり、皆さんが支えてくださったおかげで、お店をやりやすい環境でした。

ワークショップで人が集まる空間作り、作品を販売する「wakkas」の拠点づくりへ

崎谷:こちらの「wakkas」ではどのようなものを販売されていらっしゃるんでしょうか。

大橋:ここでは季節的にもうすぐ母の日なので、花をあしらった母の日向けの商品なども扱っています。和風の小物もありまして、最近人気なのが、水引が中心に付いている御朱印帳バンドなど。リボンを取り入れた可愛らしいものもあります。布小物だったり、ポーチ、お子さんが楽しめるゲームやグッズなどもあります。ベビーから年齢の高い方まで楽しんでもらえるものを置いています。

崎谷:始めはご自身で作り始めて、マルシェで段々と作家さんと繋がり始めたのでしょうか。

大橋:「wakatake marche」で繋がっている人もいますし、募集もしています。「ハンドメイドカレッジ」という講座を年に1回行っていまして、卒業した作家さんの作品を売る場にもなっています。そういう意味ではいろんなところと繋がっています。

崎谷:「wakkas」のお店に入ると、ハンドメイドの小物があって、3段くらい上がったところにワークショップスペースがあって、この二つのスペースが切り離しでもないし、ちょうど良い感じに別れたワークスペースでいいですね。

大橋:ちょうどお店を探していた時に、不動産会社の方に「ここに階段があって、このスペースがあって使いづらいから何年も空いている」と言われたのですが、私にとってはワークショップスペースがあって、ちょうどいい物件でした。見た瞬間に「ここに決めます!」って言いましたからね(笑)。

作家としての活動を後押しする、画期的な実践講座を開講

崎谷:「小平ふるさと村」での販売までを繋ぐ、実践講座をやられていますよね。画期的だと思います。ふるさと村の企画にも携わっていると伺いましたが。

大橋:2年ほど温めていた企画で、いろんなところに相談していたところ、ふるさと村の方で取り上げてくださり、なんとか結びつきました。

崎谷:あそこはいい公園ですよね。ふるさと村に付随している大きな公園があるのですが、うまく活用しきれていない部分があると思います。ハンドメイド作家さんとともに活用されるのはいいですね。ハンドメイド作家さんも、作るのは得意だけど、どうやって販売したらいいのか、展示したらいいのかわからないですよね。

大橋:今はSNSなどでも勉強できる機会があるので、応募してくれた方のたいていは、(知識があって)できているのですが、できるだけではなくて、自信を持って外に出せるかというところは別ものです。それを、仲間と一緒にやること、また、先輩も付いているので勇気づけられます。そんな風に背中を押す場所があればいいなと思ってやっています。

崎谷:今後「wakkas」は、どういう場所にしていきたいですか。

大橋:ここも作品の委託をしたい方、ワークショップをされたい方、私はこういう活動をしたいけれどもつまずいていますというような方も自由に入れる空間になったらいいなと思っています。イベントに行きたいなという方も自由に来ていただき、「wakatake marche」だけではなく、さまざまなイベントの情報が集まる場所にしていきたいです。ワークショップのスペースもこういうイベントをやりたい、という打ち合わせの場所に使ってもらったりと、いろんなことをやりたいという人たちが集まる場所になるといいなと思います。

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