「小平はママたちが活動的」そんな印象を持っている方も多いのではないでしょうか。小平や近隣地域では、ママたち主催のイベントが数多く開催されています。
小平市花小金井駅近くでクレープとハンドメイド雑貨のお店ハナコラボを経営する森楓さん。2013年からmon Favori(モンファボリ)としてハンドメイド雑貨イベントを開催し、ママ作家さんの活躍の場を作ってきました。
その後、デパートのように楽しい素敵が集うイベントみんデパでは共同主催者の川里富美さんと共に、小平を中心に地域を盛り上げています。

|至極の一言|
ママたちを応援したい気持ちが第一。ママが楽しいと家族みんなが笑顔になれると信じて活動しています。

ハンドメイド雑貨とクレープの店「ハナコラボ」

崎谷:ハナコラボは雑貨だけでなくクレープも売っていて、気軽に立ち寄りやすい場所ですよね。

森:もともとあったクレープ屋さんを引き継いで、ハナコラボをはじめました。もちもちの生地でおいしいですよ。

崎谷:いつも素敵な雑貨が並んでいて、ついほしくなってしまいます。

森:ありがとうございます。今は30名ほどの作家さんの作品を委託して販売しています。

崎谷:入園入学グッズは本当にありがたいです。そしてニーズだけではなくて、おしゃれをしたいママにもちょうどいいアクセサリーもあって素敵ですよね。どんな商品を置くか、作家さんと話し合うのでしょうか?

森:基本的には作家さんが好きなものを作ってもらって販売しています。接客中に聞いたお客さまからのご要望を作家さんに伝えて、新しい商品の相談をすることもあります。
作家さんのアイデアとお客さまのニーズがマッチすると、新しいチャンスが生まれると思っているので、作家さんとのコミュニケーションは大切にしています。

崎谷:新型コロナウイルスの影響でマスクが品薄になったときも、ハナコラボにはたくさんの手作りマスクが並んでいましたよね。

森:コロナになる以前からマスクは取り扱っていたのですが、まちで品薄になった時期は、作家さんががんばってたくさん作ってくれました。

崎谷:かわいいマスクを付けると、気分が明るくなりますよね。

森:最近は不織布マスク用のカバーやマスクストラップなど、マスク関連の商品が増えています。用途に合わせて楽しんでもらいたいです。

崎谷:ハナコラボといえばさやかばんも人気ですよね!私も愛用しています。

森:シンプルで使い勝手が良いので、リピーターが多い商品です。カジュアルな場面ではもちろんですが、ちょっとしたお出かけや保護者会にもぴったり。大きさや表と裏地の組み合わせが同じものがほとんどなくて、滅多に他の人とかぶらないですよ。

身近な人たちとイベントを開催、たちまちママたちに人気のイベンターに

崎谷:どのようにしてハンドメイド作家さんと出会ったのでしょうか?

森:たまたま職場やママ友にハンドメイドが得意な方がいて、販売する場所を探していたのでイベントをはじめました。

崎谷:身近にいらっしゃったんですね。

森:私もアクセサリーを作っていたのでmon Favoriとして作家活動もやりながらイベント運営をしていました。10名くらい作家さんを集めて、花小金井のレンタルスペースを借りて不定期の手作り雑貨ショップとして開催していました。

崎谷:その頃からイベントは大盛況でしたね。

森:整理券を配布するほど、たくさんの方にきていただきました。出店する作家さんは幼稚園や小学校のお子さんがいるママたち。当時はSNSが今ほど普及していなかったので、チラシや口コミで集客をがんばっていました。
私もアクセサリーを作っていたのですが、制作と運営の両立が難しくなり、途中からは運営に徹するようになりました。

崎谷:ご自身も作家として活動していたことが、今の活躍に生きているんですね。

最強ママコンビが運営する「みんデパ」

崎谷:小平最大級のイベントともいえるみんデパ。テーマソングがあって、会場も盛り上がっていますよね。

森:ハンドメイドや飲食店など、50店舗くらい出店していただいています。ステージパフォーマンスもあって、ダンスやバンドなども出演して盛り上げてくれています。

崎谷:共同代表の川里さんとおそろいの衣装も素敵です。

森:ありがとうございます。イベントのテーマが決まったら、すぐにネットで衣装の検索しています。自分たちが1番イベントを楽しんでいるんです(笑)。

川里とは本当に趣味が合う。初めて会ったときに私が付けていた変わったアクセサリーがたまたまおそろいだったんです。「これを持ってるの!?」と驚きました。出かけるときのファッションが似ていることもあったり、話もテンポよく進むので居心地が良いです。「これさぁ」「あぁ、あれね」と言った具合に、話が通じます。

崎谷:わかり合えるパートナーがいるのは心強いですね!

森:私と川里がデパートが好きなので「みんなデパート」。たくさんの商品を見てウキウキできるイベントを作りたいと思いました。みんデパには「みんなが各々のパートを受け持つ」「みんなでパート」という意味も込められています。

普段から慣れ親しんでいる花小金井の東部公園で開催することで、子連れで来ても安心して楽しめると好評です。

崎谷:みんデパに行くと必ず誰かに会えるので、1人で行っても楽しめるイベントだなと思います。

森:そう言ってもらえるとうれしいです。みんデパには毎回テーマがあって、今まで、宇宙や恐竜などいろいろありました。インスタ映えスポットも手作りして、自分たちが楽しそうだと思ったことを、お金をかけずにやっています。毎回顔出しパネルも作っています。

崎谷:みんデパの出店するにはどうしたらいいのでしょうか?

森:SNSで募集をするので、フォローをお願いします。応募者が多い場合は抽選になります。

崎谷:みんデパのチラシは印象的ですよね。

森:イメージカラーの黄色をメインにして、目立つデザインにしています。まちに黄色のチラシが貼られたら、みんデパがはじまるなと認識してもらえているようです。

崎谷:コロナ禍ということもあり、さまざま工夫もされていましたね。

森:2020年はバーチャルで開催、2021年春はカタログを作りました。コロナで成人式が中止になってしまったので、少しでも思い出を作ってほしいと思い、新成人の方をモデルに起用して。

崎谷:作家さんにとってもカタログに作品が載るのは、とてもうれしいですよね。

崎谷:今後の展望はありますか?

森:これからもママたちを応援していきたい気持ちが第一。ママが楽しいと家族みんなが笑顔になれると信じて活動しています。
ママたちの活躍の場を作ることや親子で楽しめるイベントはもちろん、幼稚園ママに向けたオンライン配信も実施しています。子育ての悩みが少しでも解消されたらいいなと思っています。

ハナコラボHP:https://hanacolabo.jimdosite.com/
ハナコラボInstagram:https://www.instagram.com/monfavori2013/
ハナコラボFacebook:https://www.facebook.com/monfavori2013
みんデパHP:https://minnadepart.localinfo.jp/

投稿者

さきや 未央

★ 編集歴25年以上★「旅」と「子育て」雑誌を200冊編集★「観光とまちづくり」の取材を8年間★ 多摩の社長100人にインタビュー